【フリゲ】ラプンツェルと蝶蝶蝶
≪タイトル≫ ラプンツェルと蝶蝶蝶
≪製作者≫ 山崎いつ 様
≪ジャンル≫ グリム童話二次創作百合ノベル
≪ツール≫ YU-RIS β3 / ERIS
≪一言≫ 淡々としているのに引き込まれ、一気に読んでしまう
≪DL≫
http://web.archive.org/web/20160130055647/http://www42.tok2.com/home/girlsparty/games.htm#ラプンツェルと蝶蝶蝶
赤子のうちに捨てられた少女と、彼女を引き取った魔女との言葉にできない関係。
繊細な文章に美しいBGMが気分を高めます。
文章は読みやすく、淡々としているのに先が気になりクリックが止まりません。
これは親愛なのか、情愛なのか、はたまたただの勘違いか、それとも……
ラプンツェルと魔女の恋愛と呼ぶには言葉の足りない、絶妙な関係が描写された仄暗い百合作品。
サクッとプレイできるので気になったらぜひ。
【フリゲ】冠を持つ神の手
≪タイトル≫ 冠を持つ神の手
≪製作者≫ 小麦畑 様
≪ジャンル≫ 育成シミュレーション
≪ツール≫ 吉里吉里
≪一言≫ EDは100以上 プレイヤーの数だけ主人公の迎える結末がある
≪DL≫ 「冠を持つ神の手」ダウンロード
通称『かもかて』。
高難易度の育成シミュレーションゲーム。
主人公は田舎で暮らす14歳の子だったが、彼の額に王位継承者の証である選定印が現れたことにより彼は王宮へと召し上げられる。
そこには既にもう一人の選定印保持者が。
あなたは成人までの1年間、王宮で過ごすこととなる。
王を目指して勤勉に努めても良いし、出会った人と交流を深めてもいい。
そしてあなただけの結末を迎えよう。
このゲームの変わった点に、印象システムがある。
例えば図書室で会ったこの女性、イベントの後にこのように印象度を入力する。
この印象度でイベントが発生したり分岐したりするのだ。
嫌いな相手にはわざわざ絡みにいかないでしょう?
好きな相手には話しかけたくなるでしょう?
この印象度はちまちま蓄積させていくものですが、一度だけ印象を真逆にする『反転』というボタンがあります。
これがまた面白い。
大嫌いだったのにあるきっかけで好きになってしまった、を実現できるシステムです。
そうです。キャラ別EDがあります。しかもたくさんあります。
王子やメイドどころか魔術師や国王も攻略対象。
しかもそれぞれに愛情・友情・憎悪・殺害・裏切りEDが用意されている。その上王になったかならないかでも分岐する。膨大すぎる。
男女どちらもが攻略対象ですが、これは未成年である主人公は「未分化(=性別が決まっていない)」であるから。
1年後の成人で性別を決めるので男女ともに対象なんですね。
最初にプレイしてどのEDに辿り着いたかでその人の性癖がかいまみれると思います。
私は『サシャ(メイド)裏切りED』に最初に辿り着きました。
弁解させていただきますと、まさかこれで裏切りになるとは思わなかったんです。
私が一番好きなEDは『タナッセ愛情ED(主人公王ver)』。
主人公が王にならないVerの方が人気が高いようですが、私は王になった主人公の尻に敷かれるタナッセがみたいです。
個人的に一番ヤバいと思ったEDは『ヴァイル愛情ED(主人公男Ver)』。目覚めそう。
基本的に同性同士では愛情EDにはならないのですが、一部キャラクターでは百合EDを迎えることができます。気になったら探してみよう。
王になるには結構シビアでシミュレーションとしては難しいです。
けれどクイックセーブ・ロードで粘ることもできますし、攻略支援機能の付いた有償版もあります。
そして攻略対象が幅広い!ED数も膨大!
練られた世界観、素敵な雰囲気。
「シミュレーションやったことないから……」と敬遠するにはもったいない!
1つのEDを迎えるのに2時間程です。
気になったらとりあえずやってみよう!
一部EDは全くの攻略情報なしだと難しいので、こまったら攻略情報に頼ることをおすすめします
タナッセをよろしくお願いします。
【フリゲ】名言博物館
≪タイトル≫ 名言博物館
≪製作者≫ 山川兄貴 様
≪ジャンル≫ 収集系ハクスラ
≪ツール≫ RPGツクールMV
≪一言≫ ひたすら宝箱の収集にのめりこめる没頭感
ひたすらダンジョンに潜って宝箱を開ける収集系ハクスラ。
集めるのはなんと……名言!
ランダム生成のダンジョンの中には宝箱がいっぱい!
中でも名言は最初は2%の確率でしか出現しない!
その分手に入ったときの「ラッキー!」という喜び!
ライトなハクスラで、ひたすら宝箱を開けるのが好きな人には持って来いです。私です。中々やめられない。
敵はほとんどオート戦闘で片付き、マップ内のオブジェクトは壁以外すり抜けられたり、レア宝箱の出現率が明記されていたりと収集に没頭できる点がとてもよかったです。
転職・料理・合成・実績といった要素から、ダンジョン内にランダムで出現する偉人や作者からのプチイベントがあったり、ちまちまやりこむのが好きで、戦闘はあんまり重視しないよ!って人にはとてもおすすめ。
更に(おそらく作者さんは意識していないだろう)おすすめポイントがあるのですが、
集めた名言はこんな感じでカテゴライズされ、閲覧することができます。
これが、その、創作意欲を煽るんです。
ここで閲覧している時もそうですし、ダンジョン内で出会った名言も「へー、こんな名言があるんや……は!この名言にいんすぱいあを受けたぞ!今すぐ何かを創作したい!」ってなるんですよ!
名言を集める、というゲーム性だからこその現象だと思います。
ひたすら宝箱を開けたい……名言か、気になるな……と思ったら、是非プレイしてみよう!
【フリゲ】BRAING RAIN
≪タイトル≫ BRAING RAIN
≪製作者≫ アレジゴク 様
≪ジャンル≫ ホラー
≪ツール≫ RPGツクールMV
≪一言≫ ゾクゾクする哲学的な恐怖
≪DL≫ BRAING RAIN:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
のうみそが しゅじんこうの だっしゅつげーむ。
どこかへ連れ去られ、いすに縛り付けられたあなた。
ああ、どうし……アアッ!?
頭蓋が飛んで!?あーれれーれれー!とさっくりのうみそだけになります。いやほんと。
培養液に入れられてしまい万事休す……おや?のうみそだけなのに動けるぞ?
これ逃げられるんじゃね!?
ということでのうみそが謎の場所から逃げるゲームです。
哲学で、ゴア。
線が織りなすモノクロの悪夢。
のうみそは様々なギミックを使用して脱出を図ります。
このギミックが豊富で面白い!
また、演出も秀逸。
この絶妙なホラー演出はINSIDEに近いなあと思いました。
進めば進むほど変わる様相。
落ちている誰かの記憶。
どこか哲学的で、不思議な世界観も相まって唯一無二のゲームだなぁと思いました。
ゴアといっても文章のみで、死亡時は暗転するだけ。
リトライも秒で可能。
グロいの苦手な人でも大丈夫!
怖いの苦手な人には……ちょっと怖いけど大丈夫!なんか可愛いからさ!
スクリーンショットでびびっと来た人!やろう!
同作者の他のゲームも独特の世界観で面白いのでおすすめです。
【フリゲ】THE OBJECT
≪タイトル≫ THE OBJECT
≪製作者≫ チュアブル 様
≪ジャンル≫ 探索ADV(微ホラー)
≪ツール≫ ウディタ
≪一言≫ 異形頭好き集まれ―!
≪DL≫ THE OBJECT:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
自分の頭をとっかえひっかえ、いろんなオブジェクトに付け替えて探索する微ホラーゲーム。
来いよ異形頭好き!!!!!!
暖炉に火をともしたいなあ→炎の頭
水を汲みたいなあ→バケツの頭
といった風に頭を使って探索する。
ちょっと『ゆめにっき』っぽいなあと思った。
記憶を失って見知らぬ部屋で目を覚ました主人公。
何故か頭はないが動くことができる。
とりあえず警察に行ってもいいし館を探索してもいいし……
マルチエンディングで、ヒント無しでも全部見られると思います。
ですが攻略のヒント(と答え)のメモ帳が付属している親切仕様!
BGMは雰囲気に合っているし、8方向で描かれた異形頭がとても可愛かったです。
シリアスなストーリーですが、たまに挟まれる小さなイベントが可愛くって思わず笑ってしまいました。
日常生活感溢れる黒スーツの異形頭さんが好きな人はプレイすべき。
ポロリもあるよ!(なんの?)
微ホラーで、おいかけられ要素やびっくり脅かし要素はありません。
異形頭は好きだけどホラーは苦手という方でも大丈夫。
気になったらプレイしてみよう!
【フリゲ】カナデロオグ
【フリゲ】真夏の島の宝船
≪タイトル≫ 真夏の島の宝船
≪製作者≫ halky 様
≪ジャンル≫ アクションパズル
≪ツール≫ ウディタ
≪一言≫ 絶妙な難易度設定 プレイしていて気持ちいい
≪DL≫ 夏雲の島の宝船:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
ウディコン総合一位作品。おめでとうございます!
基本操作は移動とジャンプだけのシンプルなアクションゲーム。
マップ内を探索して5つのキーアイテムを集めるのが目的。
本作にフィールドをうろつく敵は出現せず、ジャンプやら爆弾やらを使ってのんびりアスレチックのような島を探索できます。
先へ進むには、水位を変えたり、磁石で飛んだりとちょっと頭を捻る必要があります。
このパズルの難易度が絶妙。
星のカービィの謎解きに近いものがあると思います。
少しずつ探索できる場所が増えていくワクワク感。
そしてドキドキするラスト。
1時間程度でクリアできましたが、とてもプレイ後の満足感があります。
メリハリがきっちりしているというか、アクションパズルゲームのお手本のような作品でした。
舞台も真夏の島で爽やか。
アクションが苦手でもシビアな操作は要求されません。
気になったらやってみよう!